後編)トイレットペーパーを神殿の柱のように飾るグッズ

 

一人暮らしでトイレに棚がないので、トイレットペーパーをタテに積んでいました。それが『柱』に見えたので、ギリシャ神殿の柱風の飾りを作成してみました。
上下は同じものです。baseのショップminneにて販売中。

(以下、経緯の後半です。前編はこちら

2020年2月、その「ペーパーモウルド」をやっている工場を初訪問。実物を見せながら相談すると、どうやら『試作型』というのを使えば小ロットでも製造可能とのこと。型代もかなり厳しいが、何とか出せそうな金額。ただし、この成型方法は乾燥時にゆがむので、きちんと機能するものができるかは作ってみないとわからない、とのこと。

難しいのは、柱である以上、上面と底面が平行でないと、積み上げるトイレットペーパーが斜めになってしまいます。ただそれすらも作ってみないとわからないと。いろいろとギャンブル性が高いのですが、覚悟を決めて作成をお願いすることにしました。

 

1か月後、量産を開始したというので再び訪問。タイミングを合わせて生産してくれたので、実際に作っているところを見させていただくことができました。

これが成型機です。下に見えるのが、古紙をドロドロに溶かしたもの。写真中央の小さな直方体が、金型です。古紙の液体の中に入れて、四方から空気を吸うことで型に古紙を貼り付けます。そして穴から余分な古紙の液体、水分を流して、型を開けて取り出して、乾燥して完成です。

と、いうほど簡単ではなく・・・

数多くの失敗を繰り返して、少しずつコツをつかんで、型を修正して、と改善していただいたとのことです。しかし、うまく成型できても「抜き勾配」が小さいので、型から抜けない。そこで、一つ一つ手で引っ張って抜いていただいているとのこと。

 

何が難しいかって、この時点で製品はドロドロで全然固まっていないんです。豆腐より柔らかい。だからちょっと力を入れただけで凹んでしまう。2枚目の写真のように僕も体験させていただきましたが、これは難しい、神経を使います。

そして、乾燥が完了していたものに、持ってきたトイレットペーパーをセット。緊張の瞬間でしたが、まっすぐに立ちました!良かったー。

ここからコロナもあり、しばらく止まってしまっていたのですが、2020年11月のデザフェス(デザインフェスタ)に出展することが決まり、再始動。とりあえず、第一量産分はほぼ完売しました!「twitterで見た」という人も多く、中にはまっすぐにこのブースに来て「まだ売ってますか!?」と言って買ってくれた人もいました。

再生産も依頼し、納品されてきました!ただ、まだまだ手作業が多く、とにかく大変とのこと・・・。次の生産は型を修正していろいろ試すとのことで、時間がかかりそうです。

デザフェスで完売したとはいえ、たった2日間の手売りでは、まだまだ型代には遠く及ばない・・・。そこから、もっとたくさんの人に見てもらうには?と考えて、現在は販売店のバイヤーさんたちが来てくれる展示会「ギフトショー」に出展すべく、準備中です。

2021年2月3,4,5日の3日間。初めての本格的な展示会で、販売店を通すビジネスも初めて。もし扱ってくれる販売店さんが決まったら、こちらに記載します!

追記:

ギフトショー、出展してきました!取り扱い店については現在打合せを重ねています。またこちらのページにてご案内します!(「自社販売サイト base」および「minne」でも販売中です!)

 

(2019-2021年)